'シンプルな暮らし'からのロンドン生活                 (旧:子育てと家族育て -シンプルな暮らし-)

日本でシンプルライフを楽しんでいたら、突然ロンドン転勤が決まり、告知から約2ヶ月で全てを清算して移住した話、今5年目。

子どもはよき相談者 - サボりたくなったときには誰かに感謝する-

 

まもなく三歳になる次男。ここ数日で会話の幅がグンと広がりました。

長男のときにも半分遊び感覚で楽しんでいたのですが、

3歳くらいの子どもに本気で自分の人生相談をしてみると、

その回答がなかなか意味深で面白いです(笑)

 

例えば昨日。

私「ねえ、相談してもいい?」ゆっくりゆっくり話しかけます。「いいよー」

私「お母さん、時々むしょうにサボりたくなっちゃうの。」

次男「ダメ!母ちゃんはダメだ。」 

サボる、って概念は知らないはずなのに、なぜか勢いよく怒られます。

私「今も、本当はお掃除しないといけないのに、何だか身体が疲れてて

  なかなか、立ち上がれないんだよぉ。」

私はリビングのじゅうたんの上に寝そべっておりました。

私「実は今日だけでなくて、昨日もおとついも、何だかやる気がなくなってたの。

  ねえ、どうしたらいいと思う?」

次男「えっとね、おじぎをすればいいよ!」

私「ん??お辞儀?どうやって??」

次男「こうだよ。」

深々と頭を下げました。

私「…それってもしかして、誰かに『ありがとう』って言えってこと?」

次男「そうそう、わかった?」

 

ひえー三歳児恐るべしと、ドキッとした瞬間でした。

園でお辞儀の練習でもしてるのか?

仮にそうだとしても、このタイミングでそれを言う?

 

こうして、サボりたくなった瞬間にも、誰かが働いている。

その誰かの働きのおかげで、自分は美味しいごはんが食べられて、

Amazonお急ぎ便が利用できて、

「必要な時にすぐにモノが手に入る時代だからこそ成り立つシンプルな暮らし」

を実践できているのかもしれない。

 

サボりたくなったら、誰かに感謝する。それが解決法…

今すぐに特定の相手にお礼を言う訳にはいかないので、

取り急ぎは、目の前にいる次男に感謝して、ギューしておきました。

そこに立って、息をしてくれてありがとう。

究極的には「生きてくれてありがとう」の世界ですね。

 

私は親野智可等さんが好きで、無料のメルマガもとっているのですが、

彼の文章の中で「こどもの長所を100個あげてみよう」というのがありました。

 

すすめていくと、最初の内は簡単に、

「計算が得意」「クロールが早い」「友達にやさしい」とか、

〜がデキる、の観点で数個はあげられるのですが、

さすがに100個ともなると、ネタがつきてきます。

 

で、最終的には、

「ごはんがちゃんと食べられる」とか、「とにかく毎日元気」などと、

「生きてくれているだけで素晴らしい、そのことに感謝」の世界になってきます。

 

親野智可等さんのメルマガ:

『親力で決まる子どもの将来』http://www.oyaryoku.jp/melmaga.html

これを無料で公開しているところが素晴らしい。

 

子どものいいところ100個の記事はこちら ↓

示唆に富む内容です。

oyaryoku.blog.jp

 

 

話が親野智可等さんへと飛びましたが、

時には、幼子に本気で自分の相談をしてみると、

思わぬ神回答に驚くかもしれません。

(小学生以上の子だと、ちょっとやり方を変えた方がいいかも。)

 

そういえば、小さな子に「あなたはどこからやってきたの?」

と聞くと、回答が意味深でおもしろいという話を聞いたことがあります。

次男にも聞いてみました。

私「ねえ、お母さんのおなかの中に入る前は、どこにいたの?」

次男「うーんと、車がなかなか来なかったから、ここにきた。」

… 意味深とは言えない(笑)

 

「お空の上にいて、お母さんのお腹がいいなと思ったから来た」

と、お約束な感じで言って欲しかったけど、

『車』ってなんのこと?と想像を膨らませると、それはそれで面白いものでした。

もしかしたら、本当は他のお母さんのところに行くはずだったけど、

配車ミスで私になったのか(笑)

 

三歳児との会話はミラクルです。